食べ物と私

食べます。

甘々と本

今日は比較的スムーズに事が進んだ日だった。

午前2時まで起きていた昨日とは違い、時計はまだ10時を指している。

夜の空いた時間は、お楽しみの時間だ。

 

午前中にやることを終わらせたら、一日遊べるのではないかという考えはこの際捨ててしまう。

私だってできることならそうしたいが、いかんせん体がベッドから動こうとしないのだ。

 

おかげで最近はやることをやって眠る日々だ。

ちょっと悲しかったりもする。

 

さあこれからどうしようと考える前に、とりあえず冷蔵庫を開ける。

中から出てきたのはスフレプリン。

もしかしたら前にもブログで書いたことがあるかもしれない。

だってこれは、コンビニスイーツの中でも私が一番好きなものなのだから。

 

f:id:zenryoku_shohi:20220110173812j:image

 

ファミリーマートで数年前から売られているこのスフレプリン。

最初は組み合わせ的にどうなのか、とちょっと疑ってもみたが、一口食べてたちまち虜になってしまった。

 

可愛らしいフォルムにスプーンを入れると、案外しっかりしたスフレの感触。

そのままとろとろ、甘さ控えめのプリンと一緒に食べれば、口の中は一気に贅沢になる。

 

カラメルソースも、真ん中に入っている生クリームも、とにかく全てが絶妙にマッチしていて美味しいのだ。

そして何より、満足感がある。

どっしりと、私の心を満たしてくれるのだ。

 

何もやることがなくなった、幸せな時間。

夜の貴重なひとときである。

 

食べ終わってしまい、さてと立ち上がる。

寒くないよう腰に毛布を巻いて、またパソコンに向かう。

ここからは趣味の時間だ。

 

最近、初めて本を作った。

いわゆる同人誌なのだが、推しを書き続けてそろそろ一年になるため、ちょっとした記念に、と製本に手を出してみたのだ。

 

周りにそういう事情に詳しい人もいなかったため、本当にゼロから自分で模索してのスタートとなったが、どうにかこうにか入稿に成功し、無事に製品が届いたのだ。

 

ちょっとドキドキしながら段ボールを開けたら、素敵な表紙が目に入る。

ちゃんと私の文字が、本になっていた。

 

本を書いてみたいとはずっと思っていたが、まさか最初がこんな形になるとは思っていなかった。

元々二次創作に目覚める予定はなかったのだ。

ひとえに全て推しのせいであり、推しのおかげである。

 

ペラペラとページをめくって少し感動した後、残りの作業に取り掛かる。

あとはこれを販売しなければならないのだ。

 

メルカリすら使ったことのない私がちゃんと梱包して送ることができるのかは甚だ疑問ではあるが、ここまできたのだ。やってみせる。

 

大好きなスイーツを胃におさめたまま、本を世に出すべく、私はまたパソコンに向き合うのだった。