食べ物と私

食べます。

マクドナルドとポテトの記憶

どうしてもマックが食べたい日。

何かいいクーポンがないか探してみるも、あいにくこの日は全くと言っていいほど何もなかった。

 

でも仕方ない。

マックを食べたいという気持ちはマックでしか埋めることが出来ない。

 

夜、YouTuberの酒村ゆっけちゃんがプロデュースした厚めのパーカーを着て、下はジャージのままクロックスでチャリを漕ぐ。

 

たどり着いたマクドナルド。

横には見慣れないお洒落な立ち飲み屋さんが開店していた。

外のテーブルでは男女のグループが仲良さそうにお酒を飲み合っている。

 

少し気を取られつつ、いやいやと首を振り、ベーコンレタスバーガーのセットを購入。

今日の目的は酒じゃなくてハンバーガーなのだ。

 

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帰って袋を開ける。

ポテトはMサイズを頼んだのだが、心なしか量がいつもより多い気がして、ちょっと嬉しくなる。

 

さっそく溢れているポテトをパクリ。

続けてガサガサと紙をはいで、ちょっと潰れたハンバーガーを口にする。

ちょっと辛いマヨネーズと、ぎゅっとなった具材がいかにもマック、という感じだ。

 

マックのポテトといえば、高校の友達で、わざと時間を置いてしなしなになるまで待つ人がいたことを思い出す。

どうやらそっちの方が好みらしかったが、私は断然温かいうちに食べる方が好きだ。

 

エルサイズを分けようということになったのだが、その時は私の好みを言い出せず、内心ちょっとしょげたまま冷たいポテトを頬張った。

 

マックのポテトは唯一無二だと思う。

他のフライドポテトも美味しいが、マックのポテトを欲している時は他のポテトじゃ埋まらないのだ。

しかもまだ私は人生においてマックのポテトを嫌う人を見たことがない。

何かすごいものが入っているんだろうな、と思う。

 

よっぽどお腹が空いていたのか、思ったよりあっという間にハンバーガーを食べ終えてしまう。

何だかもうちょっと食べ応えがあったような気がしたのだが。

ポテトも食べ終えてしまえば、脱力感に襲われる。

 

最近はお腹の調子が良くないのに、こんなことをしてばかりである。

朝食べないで、昼間にぼんやり何か食べて、夜になって急激にお腹が空いて。

色々と悪循環だ。よくないことは重々承知している。

よくないことと知っていながら、止めることがめんどくさい。

健康であろうと思えるほど、今は活力的になれないのだ。

 

マックの隣に出来ていた飲み屋さんを思い出す。

行ってみたい心は大いにある。

ただ、あそこに行くとしたら一人になる。

カウンターとテーブルだけだったし、店員さんに話しかけられると面倒だな。

 

そんなことを思いながら、また私は億劫さに流されてしまうのだ。