食べ物と私

食べます。

早く起きた朝。

ガチャガチャ、と、何かが落ちる音で目が覚める。

時刻を見ると九時前。本当はもうちょっと寝ておきたかった。

 

狭いワンルーム、トイレに行くついでに玄関まで確認してみるが、何が落っこちたのか分からない。

このマンションは酷く音が響くから、別の部屋の音だろうと勝手に決着をつけ、またしばらく布団に寝っ転がる。

 

私の予想だと、このベッドが接している壁の向こうにもきっとベッドがある。

ベッドを軋ませて起き上がる音が近くで聞こえるから、多分間違いない。

椅子を引く音は遠くで聞こえるから、多分机が反対側の壁に接しているんだろう。

 

こんなことを考えられるのは嫌だろうな、と思いつつ、きっと私の部屋の配置も帰宅時間も何から何まで、全部バレているんだろうな、と思う。

悪いのはこの部屋の作りだ。

 

そんなこんなで朝早く起こされた。

本当はモーニングでも食べに行って作業をしようかと思ったが、どうにも11時までに焦って準備する気になれず、結局家でパソコンを開き始めてしまう。

 

今日は諸々の用事を終えればすぐに推し活へ移ることができる日だ。

貴重だから無駄にしないようにしたいと思いつつ、朝ごはんも食べないでまずは小さな用事を片付けてしまう。

こういう用事ほど後回しにしてしまいがちだし、一番面倒になってくるのだ。

 

そこから2時間くらい。

パソコンをいじっていたらなんとか用事が終わる。

まだ時間としては12時前。いい感じのペースだ。

 

お腹が空いたからちょっと買い物に出かける。

明日からは私にとって相当な激務なのだ。

本当に死にそうである。だからこそ、冷蔵庫は潤しておかなければならない。

 

ウィンナーにハム、レタス、トマトと、相変わらず楽に食べられるものばかり買って家に帰る。

そして昼ごはんには惣菜パンのコーナーで見かけた、美味しそうなパンを買ってみた。

 

f:id:zenryoku_shohi:20220508192411j:image

 

これも一応サンドイッチになるのだろうか。

この形状のパンを見ると、どうしてもアニメの映画、『時をかける少女』のワンシーンを思い出す。

確か冒頭で、主人公のまことがこの2.5倍くらいある長いサンドイッチを食べていたのだ。

あれがいつ見ても美味しそうでたまらない。

 

まことよろしく私もかぶりつく。

フランスパンは噛みごたえがあって、とろとろの卵サラダとベーコンによく合う。

チーズも主張が激しくていい感じだ。

 

硬いから、食べている途中で少し疲れてしまいつつ完食。

さて、腹ごしらえも済んだところで、ここからはいよいよ好きな時間である。

 

午後からは頑張って書くぞ!とパソコンからスマホタブレットを持ち替えるのだった。