食べ物と私

食べます。

カラオケとマクドナルド

久しぶりに一人でカラオケに行こうと決めた。

何だかんだ最近は誰かと一緒に歌いに行くことが多く、一人で行くことは滅多に無かった。

考えてみればあの日、色々決断して親にぶった斬られたあの日以来かもしれない。

 

フリータイムで800円。良心的な価格だ。

とりあえず知っている曲、最近聴く曲を片っ端から端末に入れていく。

カラオケは歌える歌を歌うところじゃなくて、歌いたい歌を歌うところだと個人的には思っている。

 

ただ、ちょっと偏りすぎていたのか歌いたい曲がそもそもカラオケで配信されていなかったりする。

ちょっと肩を落としつつ、まだまだ歌う。

 

友達と行った時には躊躇してしまう二度入れも、間奏の長い曲も、一人で行けば関係ない。

疲れたら途中、休憩してスマホに向かってみる。

 

ちなみに推しの小説は現在四万字を突破したところである。もう文字は増えなくていいのだが。

今日のカラオケはこの原稿を進めるために来たところもあるのだが、やはり歌う方が楽しかったりする。

 

というのも、本当に今回ばかりは面白いかどうか自信がないのだ。

いや、自信なんていつもないが、いつにも増して不安である。

長い上に、何だか全体的にじめじめしている感じなのだ。

 

まぁ、少なくとも私が読むか、と考え直して、また気分転換に曲を入れる。

たまにドリンクバーを取りに行って、そんなことを繰り返していれば、約七時間が経過していた。

恐ろしい話である。

 

パフェに惹かれたところはあったものの、結局カラオケでは何も食べなかったため、帰りにあるマクドナルドへ寄る。

ここのカラオケに来た時は帰りにハンバーガーを買うことがルーティン化されている気がする。

 

今日選んだのは、なんとビックマック

人生で2回目だろうか。けど、何だかどうしてもこの子が良かった。

 

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ゴマのついたバンズ。

ハッピーセットを頼んでいた頃は、なぜかこのゴマが物凄く羨ましく感じたものだった。

大きな口を開けて食べる。

早速口に入ってくるピクルスも、今なら美味しいと思える。

 

何だかんだぺろりと食べられるかな、なんて考えていたが、ちょっと計算違いだった。

どうやら胃は思ったよりも小さかったらしく、それはもう動けないほどお腹いっぱいになってしまう。

 

セットのドリンクに苦戦しつつ、色々と満たされた体で幸福感に浸る。

家で一日を過ごす休日も休日だが、何だか今日の方がしっかり休めたような気はするのだ。不思議なことだと思う。

 

次にカラオケに行けるのはいつになるだろう。

特有の匂いを残すマクドナルドの紙袋を片付けながら、そんなことを思うのだった。