食べ物と私

食べます。

疲れとアルコール、野菜スティック

ちょっと遅くまで同期の一人と話していた。

珍しく異性。正直あんまり喋ったことのない人だった。

 

私が去年逃げ出しそうになった話をしたら心底驚いていた。

彼が言うに、私は同期トップツーで健康な人間らしい。

病院通ってるんだけど!なんてツッコミは流石に飲み込んでみる。

 

話してる時は楽しかったけど、あまりにも大っぴらにしすぎたかな、とちょっと心配になる帰り道。

私には何にもないし空っぽだってバレてしまうような、そんな気持ち。

本質的に、私は私のことが嫌いなので。

 

コンビニにより、最近深刻だった野菜不足を解消しょうと野菜スティックを、ずっと深刻なままの脳を溶かすためにトリスハイボールを買う。

 

ちょっと健康的な不健康セット。

 

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乾燥しかけてる野菜を味噌マヨネーズにつけて食べる。

ほとんど味噌マヨネーズの味しかしないが、何だか健康に慣れたような気がするのは、多分人のバグだと思う。

 

トリスを流し込みながらまた今日のおしゃべりが脳裏を過ぎる。

 

空気感が難しいと思う。

嘘はつかないから軽く話してみるけど、みんなちょっと引いちゃったり。

 

別にネガティブ自慢をしたいわけではなくて、私はそうとしか考えられないだけなのだ。

将来のことは悲観的に、現在のことはどこか遠くに。

これはずっと変わらないし、変えようがないと思う。

 

私は人生に対して随分前から割り切ってしまっているのだ。

 

寂しさが消えなくても大丈夫。

孤独が底なしでも大丈夫。

つらさが忘れられなくても大丈夫。

泣き止めなくても大丈夫。

 

全部全部どうしょうもないことだから。

どうにかなると思っているから色々なことを諦めきれなくなるのだ。

もう全て手放して、他人事みたいに、RPGみたいに自分も人も、見てしまえばいい。

 

所詮全部は一時的なものだ。

喉元過ぎればなんとやら。

ようは如何に物事を捨てることが出来るかに掛かってる。

 

諦めにのまれて仕舞えば、いっそ健康に見えることだって今日証明されたことだった。

 

でも、日常生活でなかなかその旨は伝わらないし、伝えようとしても難しい。

 

あーあ、そんなに構えなくてもいいのに。

全然重い話じゃないし、これが私の中身なのに。

隠した方がいいって言われるのもなんか違う気がするし。

 

皆何を考えて生きているんだろう、とまた幾度目かの思考に立ち返る。

もっと一直線で、難しいことだろうか。

それとももっと単純で、しょうもないことだろうか。

 

どちらにせよ、その思考になることも覗き込むことも、私には一生不可能なのだった。