食べ物と私

食べます。

惰眠とシチュー

惰眠をむさぼっている。

朝起きて、少ししてからまた眠くなって目を瞑る。

深い眠りについた感じはしない。なんだかずっとうとうとしている感じだ。

 

最近は夜もこんなことが多い。大体1、2回目が覚めてしまう。

煩わしいと思う。ずっと眠っているのに、早く眠りたい感じ。

 

比例して夢も良くない感じがする。

今日は熊に襲われる夢だった。つながりは分からないが誘拐された記憶もある。もしかしたら違う眠りの夢だったのかもしれないが。

現実で110番はしたことないけれど、夢の中で体験したことなら結構あるのだ。

今日も警察に電話して助けてもらった。

 

午後6時、ようやくベッドから抜け出してキッチンに立つ。

ちょっとでも何かしないと、沈んでしまうような気がした。

あと冷蔵庫の人参も死にそうだったから。

 

一人の部屋はかなり静かで、そういえば今日は言葉を発していないような気もする。

蒸し暑いキッチンで包丁とまな板を取り出し、人参と同じく死にかけの玉ねぎ、じゃがいもを切る。

 

ちょっと贅沢、角切りの鶏モモ肉と玉ねぎを土鍋で炒めて、水とそのほかの物を投入。

火が通るまでの間にお風呂に入って、人参がいい感じの固さになったら牛乳とシチューの素を入れる。

 

こんなに暑い季節に、と私も思うが、シチューの素を買ったまま放置していたのだ。

冬に持ち越してもいいけれど、温かいものは心にも身体にもいいから作ることにした。

 

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お椀によそって、木製のスプーンで一口。

めちゃくちゃに熱くてびっくりしてしまう。じゃがいもを噛んだら大惨事だった。

しかし、じゃがいもはホクホクだし、人参は甘い。モモ肉はやっぱりジューシーで美味しい。

 

本当に静かな日だと思う。

寝て起きて、ご飯をつくって、食べて。

短く完結しているような、ふわふわした日だ。

ちょっと寂しくなったりもするが、こういう日は嫌いじゃない。

 

思えばここ数日は忙しかった、というより気を張っていたんだと思う。

一昨日あたりから集中力が切れてしまい、何のやる気も起きないでいる。

今は急ぎの用事もないし、それでいいとは思うけど、あまりこういう日が続くのも多分精神衛生上悪い。

考えすぎてしまうから。

 

疲れない程度、程よく何かの作業が出来ていれば多分一番いいのだと思う。

考えすぎず、落ち込み過ぎず、疲れすぎないで。

 

そんな作業に成り得る「書くこと」は私にとって良いのだが、その気力すら今は奪われてしまっている。

でも、こういう時は焦らないことが一番だということも私は知っている。

 

お腹がいっぱいになって、また眠くなってしまう。

今は抗わず、好きなように。