食べ物と私

食べます。

欠点に白身魚

夜に飲むことが増えた。

 

今日は用事があって久々に外出。

用事自体は数分で終わるようなものだったにも関わらずなんだかんだ話が続いて長居してしまった。

 

話が出来るようになってほっとする反面、やはり休暇にも関わらず皆出先に集まっていること自体ちょっとおかしいんじゃないかとは思う。

 

家に帰る前、コンビニで何か買って行くことにする。

トリスとビールは家にあるから、軽いおつまみ。

また熟考する羽目になるかと思ったが、丁度ずっと食べたかったものを見つけてさらっていく。

ポテトと白身魚のフライ。

 

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白身魚のフライはずっと好きだった。

お弁当の冷凍食品の中でも一番好きだ。

タルタルが好きなのも多分要因の一つだけど、中のふっくらした魚も言わずもがな好きだ。

でも、これが何の魚なのかはずっと知らない。

 

ハイボールを飲みながらちょっと振り返る。

話したことについて。

 

同期とはそれなりに仲良くなってきたつもりではいるけど、やはりまだ一対一では厳しいような人がいる。

今日はその人と二人で話す機会があった。

 

曰く、皆が真っ直ぐだと。

その感覚はなんとなく分かる気がした。

皆というと語弊があるかも知れないが、少なくとも今私の周りにいる人、同期たちには直球な人が多いと思っている。

何というか、捻くれてないし穿ってない。純粋なのだ。

 

空の色が綺麗で気分が上がる人や、虹を見つけるのが得意という人。世界はあったかいという人。

 

何も間違っては居ないのだけど、私はこの世をそういう風に受け入れられない。

世間は私が思っているより個人中心に回っていることが多いし、虹や雪にもそんなにワクワクしなくなってしまった。空の青さに苛立つことさえある。

 

改めて、何だかなぁと思う。

馬鹿にしているわけでも何でもなく、素直さが羨ましい。

 

そんなことを言いつつ、個人的には、その男の子だって、ある意味真っ直ぐだとは思うのだけれど。

まあ多分、相手もそう思っているんだろう。多分芯のところでは私達の会話は噛み合っていなかった。

 

彼と私の違いはおそらく、出来ないことをアイデンティティと感じているかどうかだ。

 

多分、私は所々でこけて、色々な部分をおっことしてきたのだと思う。

だからあまり自分というものが分からないし、今更触れるのも気持ちが悪いのだ。

でも、出来ないことはしっかり分かっている。それが欠点であることも。

 

突き抜けている彼に対して、結局私はないものねだりだ。

 

思考が濁ってきたあたりでハイボールが無くなる。

食べ物みたいにわかりやすく、色んなことが血肉になっていけばいいものを。