食べ物と私

食べます。

夜ふかしとお疲れ様。

夜中の十二時を過ぎた。

なぜ自分がパソコンに向かっているのかよく分からない。

いや、いろんなことが終わっていないからなんだけど。

 

目の前の仕事をしているはずなのに、思考は勝手に回り始めてしまう。

少しブランクがあったからか、上手く文章を紡げていない気がするのだ。

それに、書くスピードも遅くなってきているような。

 

結局午後一時を回ったあたりで切り上げることとする。

お腹が空いたし、何だか眠くてそろそろ頭が働かない。

 

体だけ洗うこととして、風呂に入る。

一日クーラーの効いた部屋にいたのだから、少し頭を洗わなくても大丈夫だろうとたかをくくってみる。

 

文字を書いて生きていきたいと思っている。

けれど一日にこの作業量で生活するとなれば、きっと苦しいだろうと思う。

バイトをしなければならないような気がする。

でもなんだか、もうどこから手を付ければいいか分からない。

あんまり人と関わりたくないと、根から強く思っている。

 

風呂から出て、調味料に漬けっぱなしになっていた手羽元を取り出す。

本当は昨日食べようと思っていたものなのだ。

なのだが、ちょっと食べるタイミングを失ってしまった。

 

とりあえず付け合わせにパプリカを切って、焼いていく。

20%引きになっていた。今日が多分、消費期限だ。

 

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深夜2時。お疲れ様とビールを開ける。

てらてらとした肉に齧り付いてみれば、思いのほか照り焼きのような味がする。

ちょっとみりんや砂糖を入れ過ぎたかもしれない。

パプリカは甘くて美味しい。

 

アルコールでぽやぽやと浮いた頭を携えながらぼんやりとタイムラインを見ている。

 

休みたいと思うけど、色々なことがそれを赦してくれない。

今の状態だって大半の人は休んでいるとみなすだろう。

何より、私が休んでいるように捉えてしまっている。

 

休んでるってなんだっけ。休むって何だっけ。

 

意識があるうちはずっと休まらないような気がしてしまう。

だって、勝手に不安を巡らせて焦ってしまうから。

 

ちゃんと動いていると思う。やりたいことにむかって着実に。

だけどその方向性が合っているかどうか、それが不安だ。

いや、合ってるも間違ってるも、正解なんてないことは分かっているのだけれど。

 

骨まで食らいつくしたいところだけど、あまり新鮮じゃないので少し遠慮して肉を食べる。

スーパーブランドの90円のビール。

これだってある人が見れば貧困だし、ある人が見れば贅沢になるから、本当に何も当てにならないと思う。

 

ちょっとずつたくさんの物から距離を置いていきたい。

それがたとえ危険だとしても、私は私の頭で物を考えられるようになりたい。

そうすればよく分からない焦燥感と不安からも、抜け出せるだろうか。