食べ物と私

食べます。

イライラとフレンチトースト生ハム入り

腹の立つことがあった。

ひとつのことがきっかけで次々と苛々が湧き出てくるのは私の短所だと思う。

 

苛々しながらパソコンをいじる。

ちょっとした異議申し立てをしようと思った。

 

下書きしている最中、私がとやかく言っていい立場なのだろうかと一瞬頭をよぎる。が、すぐに取り消した。

 

これまでは判断基準を第三者の目に委ねることが多かったが、そうすることで自分の怒りの正当性を決めるのはちょっとズルい気がした。

 

何より、多分こういうことを自分で決めてコミュニケーションしていかなければ、多分この先ちょっとキツい。

自分を過小評価している場合じゃないのだ。それは美徳じゃない。

 

とはいえ、怒るのにかなりエネルギーを使わなきゃいけないのは変わらない。

げっそり疲れつつ、色々と悪い未来が頭を回り出す。

 

このまま色々上手くいかなかったらどうしようとか、どこにも属さない生き方に負い目を感じているのはきっと親の呪縛から逃れられてないせいだなとか、いつまでこのままなんだろうとか、なんて出来損ないなんだろうとか。

 

良くないことだと分かっていながら、まあ多分今は不安定な時期だからと頑張って一蹴。

 

気分転換にと、何か食べることにする。

そういえば昨日、久しぶりにカルディに行って生ハムとクリームチーズを買ったんだった。

 

パンを半分に切り、クリームチーズを挟み、中に生ハム。そのまま卵液につける。

たっぷりのバターで焼けば完成。

グレードアップなフレンチトーストだ。

 

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こちとら元気がないのだ。はちみつだってかけてやる。

 

カルディの生ハムは肉厚でなんだかみずみずしくて、そして塩気がすごい。

なので甘いフレンチトーストには良く合う。もちろん、まろやかなクリームチーズにも。

 

ふわふわなフレンチトーストに加わった豪華さで、ちょっとずつ心が満たされていく。

 

色々なことに抵抗するのはもう無理だと思う。

二十数年間かけて私は私として出来上がってしまったし、これから理不尽が消えるわけじゃない。

消耗品として扱われることを分かって強く生きようと思えるほどの精神力もない。

 

居なくなることの幸せには敵わない。

そして居なくなることさえ、私には叶わない。

ゆるやかな優しい絶望の中でゆっくりゆっくり首を絞めながら、私は独りで生きるのだ。

 

いつか、いつかこのフレンチトーストすら美味しく感じられなくなったら、きっとそれが私の寿命だと思う。

その時が来れば多分覚悟を決めなくても、ふとした瞬間に無くなっちゃうんだろうな。

 

誰も願ってくれないなら、私だけは私の幸せを願っていたい。

 

早く迎えに来てくれよ。

ねぇ。