食べ物と私

食べます。

趣味、没頭明けの朝ごはん

長い休暇の最中、朝。

なんとなくそわそわしたまま目を覚ます。

 

ここ三日間は趣味に勤しみ過ぎていた。

休みであるという事実が嬉しすぎて、欲望のまま推しの見たい姿をスマホに打ち込んでいた。

ブルーライトを浴び過ぎたのか、生活も不規則になりつつある。

けれどこれだけ熱中できるものも人生で早々ないから、大事にすべきなのかなとも思ったりする。

 

そしてただ没頭するままに書き連ね、昨日の夕方に約3万字の小説が完成した。

そのまま昨夜、いつもの場所にUPしたのだが、作品をUPした後はいつだって落ち着かない。

 

よくも悪くも所詮二次創作である。

評価されようとされまいと、自分の好きにやったらいいとは思う。

それでもやはり反応が気になってしまうのは、抜けきれない人間の性なのだろうか。

今回の話はジャンル的に初挑戦だった上に、自分では気に入ってしまっているから余計に反応が気になってしまう。

 

素人の文を三万字も読んでもらえるだけで非常にありがたいのに、その上感想まで欲してしまう私は本当に傲慢だと思う。

 

承認欲求とは着かず離れず、ちょうどよい距離を保って行けたらな、と思う。

 

胃が痛くなるほどの空腹に、トースターを温める。

あることに没頭すると周りが見えなくなるのは悪い癖である。

この三日間は食べることすら二の次だったせいで、胃が縮んでしまっているような気がする。

パンを焼くのだって随分久しぶりだ。

 

トースターを温めている間に食パンにマヨネーズを塗り、チーズを敷く。

こんな簡易的な朝ごはんだって、億劫だったのだ。

それほど私は推しが好きで、書くことが好きなんだと思う。

 

卵を焼く代わりに、ヤカンでお湯を沸かす。

前回送ってもらった仕送りのコーヒースティックはもうなくなりそうだ。

このタイミングで次の仕送りの連絡が来るのだから、母は何か図っているのではないかとすら思う。

 

パンが焼け、お湯も沸く。

久しぶりの手作りな朝だ。

 

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空腹にパンをひと齧り。

先に塗っていたマヨネーズがとろとろと蕩け、チーズと一体化する。

サクサクとしたパンは、スーパーで一番安い食パンだ。

ちょっとパサついているかな、と思うが、乗っけたチーズとマヨネーズ、そしてカフェオレが全てを補完してくれる。

 

明日は予定がある。

ここ三日間のように趣味に没頭することは出来ないし、何より物語は完成してしまった。

またこの何もかもを忘れて溺れる時間を作りたいのなら、新しいアイデアを形にする必要がある。

そういう意味では、昨日完成出来たことは幸いだったのかもしれない。

 

そしてぽっかり空いた今日。

あまりスマホに張り付くのもよくないなと思いつつ、何をしようか考えるのであった。