食べ物と私

食べます。

朝ごはんみたいな、

また何もやる気が出ない毎日が来てしまった。

現在時刻は午後五時。

今日一日で座っているより、立っているより、寝ていた時の時間のほうが長い。

 

延々とブルーライトを浴びつつ、中身は脳を滑って飛んでいく。

今日はどうにか起き上がって作業をしようと思っていたのだが、甘かったようだ。

 

作業どころかゲームすらできていない様に本当に嫌になってしまう。

どうにも食べることすら億劫になり始めて、先日体重計に乗ってみたらピーク時から4キロほど痩せていた。

人生においてここまで痩せたことがなかったので、正直かなり驚いた。

ダイエットにも色々あるが、眠って食べないダイエットが一番私に合っているのかもしれないと思う。

 

横になったまま、上を見て窓の外の空をのぞく。

一応日光は浴びておこうと、いつも起きたらカーテンを開けてはいるのだが、頭は一向に起きてくれない。

何か理由があればいいとは思うが、多分ただ怠けているだけだ。

 

昨日の疲れか、一気にやることが増えたからか、久しぶりに気分が落ち込んでいる気がする。

よくない。非常に良くない。

 

こういう時に限って自分への評価まで気にし始めてくるからタチが悪い。

私には見てくれている人がいるから、当の私が自己嫌悪に陥るのは避けたいところではあるのだが。

 

家にいても帰りたいと思うことが増えた中、とりあえず立ち上がって食べられるものを探す。

何にしろ、まずは腹ごしらえだ。一旦どうにかしなければいけない。

 

といっても包丁を握れるわけもなく、また朝食のようなご飯を作る。

パンを焼いて、目玉焼きを焼いて、タンパク質だっけ?と思いながらチーズをかけた。

 

非常に簡易的な……何ご飯だろう。

 

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夕陽を浴びながら、いつもの朝の味を噛み締める。

 

何もしていない今日は、何もしないと決めて過ごす一日と同じでも違う。

何もできないのと何もしなかったのでは天と地ほどの差があるのだ。

 

ブルーライトを浴びすぎた瞼は常に重いし、嫌な罪悪感が胸に蔓延る。

この先も、何もしないでずっと暮らしていけたら楽かもしれないと思う。

というか、そうすることしかできる気がしない。

 

何をしたいのか、何をするべきなのか。

曖昧なまま日々を過ごしていきたい。

じゃないとこれから何十年も、私は苦渋を舐めることになるような気がするから。

 

かえりたいなぁ。と、家にいるのにそう思う。

 

明日こそはと考えつつトーストを食べ終え、私はまたベットへ逆戻りしていくのだった。