食べ物と私

食べます。

しなくていいこと、賞味期限切れ

午前10時に覚醒する。

昨日は一日ずっと寝こけていた。0時に寝て、きちんと起きたのが18時だ。

それまでずっと寝たり起きたりを繰り返していた。

 

今日こそは動こうと思うのだが、どうにも布団が心地よい。

ぐだぐだと適当な動画を流し見した後、昨夜いじったまま寝てしまったメモ帳を開く。

 

ちょっと軽い出来事があって書けない日が続いていたが、ようやく最近筆が乗ってきて、話が話として纏まりつつある。

この話を書き終えたらしばらくは短編に絞り、一次創作の方へ精を出したいと考えているのだが。

 

ちまちまと文字を打ちながら、iCloudの用量が限界であるという通知を受け取った。

色々とごった煮になったメモは、気づけばもうは300件を超えていた。

そろそろ整理しなければならない。

 

頭上の窓から差し込む日差しが上にのぼり、お腹がきゅるると鳴ったところでスマホとお別れし、意を決して立ち上がる。

そういえば昨日の夜は何か食べたいと思いながら眠りについたのだ。通りでお腹が空くわけだ。

 

いつものように簡単な目玉焼きトーストでも良かったが、冷蔵庫に鎮座している牛乳が22日と過ぎ去った賞味期限をひしひしと訴えてくる。

 

仕方ないと、ボウルに卵、牛乳と砂糖を混ぜ入れ、フライパンでスクランブルエッグにしてしまう。

それでもまだ牛乳は半分弱余っていた。

 

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甘い卵もケチャップも久しぶりに食べる気がして、いかに自分が朝ごはんをおろそかにしていたかを思い知らされる。

 

冷蔵庫の牛乳、卵と、随分前に買った野菜たち。

 

夏休みの宿題や課題の提出は、期限の大分前に終わらせてしまうタイプだった。

真面目なのではない。昔から心配症なのだ。

加えて軽蔑されるのが怖いから、人から見れば優等生に育ってしまった。

 

でも本来、私はめんどくさがり屋なのだ。

だから監視の目がない、自分のためすること、いわゆる人から言わせて「しなくていいこと」はギリギリまで伸ばしてしまう。

 

一次創作にしてもそうだ。

ずっとやりたいと思って案も浮かんではいるのに、重い腰が上がらない。

何か行動しなければいけないことは分かっているのに、どうにも動けない。

楽な方へ楽な方へと流れていってしまう。

 

冷蔵庫の食品たちは期限が切れても多少は融通が効くのだが、果たして私はどうだろうか。

それ以前に、私の期限はあとどのくらいなのだろう。既に何年も前に切れている可能性だってある。

 

シンクに皿をつける。

お皿を洗って、洗濯をして、寝て、食べて、掃除をして。

そんなたわいもないことに日々を消費していく中で、私は何を摩耗しているのだろう。