食べ物と私

食べます。

元気にお肉、好きなこと

最近は元気なことが多いように思う。

 

家に帰り、どうしても肉が食べたかったので仕込みを始める。

先日行ったスーパーで330円くらいで売られていた焼き肉用の肉。豚肉だが。

ポリ袋に詰め、焼き肉のタレに浸す。

焼いてから付けるのでもいいが、私はこうやってしみこませる方が好きなのだ。

 

ちょっと日中のことを思い出す。

この頃人の前に立つことが多くなって、資料を作る機会が多くなって、文章を褒められることが増えた。

よく女の子が私に向かって言うのだ、あなたの文章は引き込まれる、分かり易い、日本語が上手だと。

名前を伏せても私の文章は分かると言われた時が一番嬉しかったかもしれない。

 

文字を書く人なんかいっぱいいる。

その中で私の文章がどう生きていくのかは分からない。私は自分の文章の強みをよく分かっていないから、どちらかと言うと埋もれていく感じの方がしっくりくる。

 

それでも、私が曲がりなりにも文章を書き続けていること、それを知らない女の子にそう言われるのは、なんだかちょっと安心してしまう。

少しだけ言葉との距離が近づいているのかな、なんて。

願望に似たようにそう思う。

 

何にせよ書くことを、好きなことを褒められるのは単純に嬉しいのだ。

ネットで推しを介して褒められた時だって嬉しかったが、それが対面にも進出してきてるとなると、なんだか感慨深い気分になる。

 

そんなことを考えながら、もやしを軽く炒めてお皿に上げる。

フライパンはそのまま、先ほど漬け込んでいた肉を焼く。

じゅわっといい音。結構量が多いが、多分、大丈夫だろう。

 

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随分な見た目になってしまったが、美味しいことは分かっている。

せっかくだから、と片手に白米を持つ。

お酒でも良かったのだろうが、生憎明日も用事が控えている。

 

まず野菜から……の方がいいのだろうが、私はそんなにいい子ではない。

がっつり肉から頂くことにする。

思った以上にほろほろと柔らかいお肉。

りんごとか玉ねぎとか、そこら辺と漬けておくと肉は柔らかくなると聞いたことがあるが、多分、焼き肉のタレはその辺を兼ね備えているのだろう。

ごはんが進む、進む。ついでにシャキシャキのもやしも進む。

 

占いでは今年、色々やってみればいい年だと言われた。

だから、いろんなものを書いてみようと思う。やりたいことをやってみようと思う。

まだあんまり自信はないし、文章のどこをそんなに褒められているのかもよく分からない。

 

けれど、いつか私の文章の強みはここで、私の文章の特徴はこれだと。ここまでこれたのは、他ならぬ私の努力の証だと。

そう胸を張って言えるよう、無理はせずに頑張りたい。