食べ物と私

食べます。

唐揚げにハイボール

めちゃめちゃに飲みたくなってしまった。

最近制御が効かないなぁと思いつつも、わざわざ雨雲レーダーで雨の降らない時刻を確認し、深夜のコンビニに繰り出していく。

 

最近は私の好きなトリスハイボールの9%のロング缶が見当たらない。

スーパーで安く買えというお告げかもな、と適当なことを思って7%のロング缶をカゴに入れる。

ついでにあと三十分で使えなくなる所だったモンスターの割引券も使っておく。危ない危ない。

 

深夜のコンビニ、そうそう人はいないのに、おつまみコーナーの前でじっとしている男性の人が居た。

私もそこが見たい。

とはいえ近づくのもなんだか憚られるので、ちょっと離れて目を細めて商品を定めた後、すすすと取りに行く。

 

とりあえずハイボールに合う餃子を選んだが、あんまりしっくりこない感じもする。

どうするかなとうろちょろしていれば、目に入ったフライヤー。

 

日付はもうすぐ変わろうとしているのに揚げ物が残っていた。

無駄に都会のコンビニだから、こういうのも切らせては駄目だったりするのだろうか。

色々大変そうだなとは思うが、唐揚げが残っているのはこの状況の私としてはかなりありがたかった。

 

まだ悩んでいる男性の横ですっと餃子を戻し、レジへ向かう。

ファミマの唐揚げを食べるのは初めてだ。

 

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なかなか大きな唐揚げ。

とりあえず先に一口食べてみる。

ふわりとした衣に、そこまで強くない、けれどしっかりした味付け。ぷりぷりのお肉。

家の唐揚げに近いような気がする。めちゃくちゃ美味しい。

そして、酒が進む。

 

一口唐揚げを食べるごとに、グラスに注いだハイボールを半分くらい枯らしてしまう。

あっ、ハイペースだこれ、と遠くで思うけど、止める人はいないし、そもそも止まる必要はない。

思う存分飲めばいいのだ。

 

私は自分でお酒が強いとはあまり思っていない。

というのも、一人で家で飲むときは割と簡単に酔っぱらえてしまったりするのだ。

だから、意識をどこまでコントロールするかの違いだと思う。

人と飲む時酔えないのはそのせいだし、そもそも酔っていることにみんなが気づいていないだけなのかもしれない。

 

大して内容のないYouTubeを見ながら、冷蔵庫から9%のトリス、350ミリ缶を取り出す。

こうなったらとことんだ。

いつぞやか買っておいて良かった。

 

唐揚げがなくなると、その分酒がまた進む。

結局飲めればなんでも良かったのかもしれないと思いつつ、ふわふわしてきた頭を楽しむのだった。