食べ物と私

食べます。

青とオレンジ、簡単トースト

朝。起きて鏡を見る。

昨日髪を染めた。正直規定の日よりはまだ早いのだが、もう私個人には用がないので良しとする。

 

全体を染めるんじゃなくて、毛先にオレンジ、メッシュに青と、思いっきり補色を入れてやった。

オレンジに青。もちろん、推しと推しの色目ある。

 

かなり派手な見た目だが、似合っているんじゃないかと思う。化粧映えするから、最近してなかった化粧もちゃんとやりたくなる。

何より好きなものの象徴を身に纏っているのは単純に嬉しい。

人に会うのは今日が初めてだから、ちょっとドキドキするけれど。

 

おしゃれついでにマニキュアも塗ってみる。

こっちはオレンジ色しかないから、今度青も買おうと思う。

久しぶりに窓を開けて、だんだんとテンションが上がって行く。

 

外に出る前に、まずはお腹を満たしたい。

パンを買ってなかったから、冷凍庫にあったいつぞやの食パンを取り出して焼く。

自分に時間をかけた分、簡単に済ませたいから、そこにクリームチーズとはちみつ。

これで完成。

 

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はちみつもクリームチーズもまろやか。

冷凍の硬いパンがクラッカーみたいで逆に合っている。

簡単だけど、なんかおしゃれだし美味しい。

 

何かを変えれば、連鎖的に何かが変わるんじゃないかと思っている。

 

髪型を変えたらちょっと嬉しくなって、その嬉しさが何らかの原動力になったり。

スマホを打つ時の指が綺麗なオレンジだったら、挫けそうでも少しだけ強くなれたり。

 

変えることは容姿に限らずだけど、一番分かりやすくて変えやすいのが容姿だと思ってる。

そうやって何か動こうとしてるのは多分素敵なことだし、大事なことだと思う。思いたい。

 

はちみつたっぷりの最後一口まで、しっかり楽しむ。

最近あんまり上手くいってない。何もやってないのかも知れない。

でも、だからこそ、私の青とオレンジが何かの変わるきっかけになればいいなと思う。

 

ちょっと気力を呼び込んで、ちょっと自信を持って。

少しずつでいいから、根を張っていきたい。

多分、急ぐ必要はないはずなのだ。

 

横の鏡を見て、ちょっと唸る。

黒い服とか、黒いマスクとか、そう言う暗いのが似合う髪型になった。

ちゃんと楽しみたいから、そのうち何か買ってみようかなと思う。お金に余裕はないけれど。

 

多分もっと私は私に自信を持っていいし、私の自信を糾弾する人は私が思っているほど居ない。

早く安心したいと思う。

 

何はともあれ、これを洗い終わったら、きちんと胸を張って外に出て行こうと思うのだ。