食べ物と私

食べます。

多忙の隙間にカップヌードル

寝つきが悪い。

眠れないとはまた、多分違うんだと思う。

どちらかと言えば眠りたくない。

 

三時、四時、五時と進んでいく時計を眺めつつ、今日と明日の境界の曖昧さを知る。

落ちていた何らかの文章で知ったが、今日を終わらせるのが嫌で寝ないのは自傷行為に入るらしい。

確かに生産性はないなと思う。ブルーライトを浴びるだけだし、疲れた頭を明日にリセットすることも出来ない。

 

結局外が明るくなって、数時間だけ寝ることにする。

食べることと寝ることのどちらが好きかと言われたらちょっと微妙なとこだけど、寝ることが意識を飛ばすこととイコールなのであれば、断然眠ることが好きだと思う。

 

そんなことを考えつつ眠りに落ち、起きたら色々なことが横行していた。

本当に、昨日も書いたかもしれないが、業務が立て込むときはなぜこうも忙しくなるのだろう。

上の人からメールが来ていたことはいいとして、他三件ほど予定が入ってきていた。

どういうことだ。ついこの間までは何もしなさ過ぎて怖かったくらいなのに。

 

私の脳みそは多分そんなに大きくない。

多分ひとつひとつ、大した用事ではないのに一気に連絡があったというだけで頭がパンクしてしまう。

それら一通一通を確かめて、一つずつどうにかしようと思うが如何せんパニック気味の頭はうまく働かない。

 

ちょっと悩んだ後、とりあえず腹を満たそうと考える。

昼の時間を随分過ぎてしまった。また適当な時間に、と思うがもう生活リズムは丁寧に狂っている。狂わせたのは私だし、そこまで罪悪感もない。

 

随分前に送られてきたカップ麺にお湯を注ぐ。

こういう緊急事態だからこそカップヌードルを食べるべきだと思う。

 

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ふーふーと麺を持ち上げて冷ましつつ、ズルズルと吸い上げる。

なんだか思ったよりも味が濃くない。脳内がまだ覚醒してないのだろうか。それとも塩分を欲していたか。

なにはともあれ、温かさは心地よくお腹を満たしてくれる。そう言えば昨日は晩御飯を食べていないような。

具材たちまでもしゃもしゃと食らいつくす。お腹が空いていたのか、スープまで全部飲んでしまった。

やはり、内臓が落ち着くと、ちょっと心も落ち着く気がする。

 

適当に流していた動画を止めて、先程来ていたメールに目を通す。

心労を逃すために音楽をかけて、ちょっとずつ文章を考える。

何のことはない。私が悪いことをしているわけじゃないんだから。

多分私が焦っているほど、他の人は私のことを大きく考えていない。

 

過小評価だってたまには武器になる。

スケジュール帳とメッセージを照らし合わせつつ、私は私をこなすのだ。