食べ物と私

食べます。

わんころオムライス

家に牛乳と卵があったから、オムライスを作ろうと思った。

材料が揃ったから食べたくなったのか、食べたいから無意識に材料を揃えたのかは分からない。

 

何度か作っているから前にも書いているかもしれないが、オムライスは案外面倒なものだと思ってる。

米を炒めるのと卵を作るので二回フライパンを使わなくてはいけないところが既に面倒だ。

しかし、材料費を極限までケチる事ができるのでそこに関しては優秀だ。

 

玉ねぎをみじん切りにしてベーコンと、冷凍していたピーマンを炒める。

そこへ、塩と胡椒、コンソメ顆粒にケチャップを惜しみなく。

 

一食しか食べなくなってきているから、カロリーを増やしたって問題ないだろうという安易な発想だ。

あと、何かの情報でケチャップは体にいいと聞いた。

リコピンがたくさん入っているのだとか。

そして私はケチャップが好きだ。

 

そのまま米を入れて適当に炒めて、一旦お皿に移す。

あとは適当に甘めの卵を焼けば、完成。

 

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推しの苦手な犬の絵を描いたがなんか上手くいかなかった。

適当にスプーンですくって一口。

ケチャップの酸味にピーマンの苦さが結構合っている。半熟気味の卵は、塊で入れたバターがよく効いてる。スプーンが止まらない。

 

このオムライスも夜に食べる。

まともなご飯は今日、これが初めてだった。

 

ここ数日はひたすらに書いて、読んで、書いて、書いて、ずっと聴いて、という感じだ。

食べることは好きだが、なんというか、今は食に割く時間を書くことに使いたいと思っている。

 

おかしな話だ。あれだけ食に執着していたのに。

高校受験の時は食べることだけが生きがいだったことを考えると、やっぱり今はストレスが少ないんだろうと思う。

 

ちょっと逃げ場がなかった時は食事だけが楽しみで、たくさん食べて、でもすぐに脂肪に繋がるから痩せてみようとするけどそれもストレスで、やっぱり食べたくて。

 

好きなことをしていると、そこまで快楽に執着しなくなって、その結果太ったりすることもなくなって、またストレスがなくなって。

 

本当に、こう考えると一生前者に戻りたくない気分ではある。

不思議なことに体型を気にしているのも前者の方だ。制限をしなくなった途端、何もかもどうでも良くなった。

 

身体的に健康かと言われればそうではないのかもしれないが、少なくとも精神面ではかなりいい。

適度にやることがあって、しかもそれが自分の没頭できるものなら、三大欲求なんて本当はなくても大丈夫なのかもしれない、なんて。

 

一応訂正しておくが、食べることの楽しさだって忘れたわけではない。

少し残ったケチャップライスを食べる明日を、私は楽しみにしている。